砂漠に不時着したフランス人が書いた話~準否定表現とは?
フランス語と日本語の違い。
フランス語の構造というのは、文章が長く構造的に積み上げられていくという形をとっています。なので日本語で読むときには日本語のスタイルを考えて言葉を読むと読みやすくなります。
フランス語の文章がポワン < . >できれていないからといって、それに合わせて日本語も長くしようとすると、大変な日本語になってしまいます。
フランス語を日本語に置き換えるときには、日本語の性質を優先にして、短く切るとなめらかな日本語になります。
日本語は、点で延々と長くつなげて書くという性質はあまりありません。
意味がきれるところで、句読点をつかって文章の塊として切ります。
砂漠に不時着したときのフランス語単語
vécu :vivre 過去分詞 形容詞 体験された、実際にあった、現実の
seul :ただ一つの 唯一の、連れのない一人きりの
véritablement:本当に 実際に
cassé :こわれた、割れた、
moteur:エンジン、機関、モーター
フランス語単語をつかった例文
vècu
C'est mon expérience vécue .
それは、私が実際に体験したことです。
seul
C'est le seul survivant de l'accident.
それは事故のただ一人の生存者だ。
véritablement
Ce personnage a-t-il véritablement existé .
その人は本当に存在したのですか?
cassé
Voix cassée
しゃがれ声
フランス語の準否定表現
ne ・・・・pas という単語を使わずに否定を表している表現。
ない という意味のほうに重きが置かれている表現=準否定表現
peu ほとんどない
à peine ほとんどない
rarement めったに~ない
J'ai ainsi vécu seul, sans personne avec qui parler véritablement,
sans personne avec qui parler
話す人がほとんどいない